LAPIS ―Laboratory of Architectural Planning Information Systems―

21世紀の建築のプロトタイプを創る

20世紀は、都市が急激に拡大し、高密化した時代でもありました。都市という人工環境の中で人々が、 より快適に、住み、働き、憩うことができるようになるために、今後どのような建築が必要とされるのでしょうか。

わたしたちの研究室では、都市の内部や近郊に建てられ、居住や労働、レクリエーションのため の容器となるさまざまな型の建築を分析し、そのあるべき姿を研究します。

そして研究通じ、21世紀の都市にふさわしい新たな建築のプロトタイプ(雛形)を実践的に提案すること

を目指しています。そのために有効な道具として、情報処理技術の応用法も探ります。

メタボリズムの未来都市展 :戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン

会期:2011年9月17日(土)~2012年1月15日(日)
会場:森美術館

 

 1960年代の日本に、未来の都市像を夢見て新しい思想を生み出した建築家たちがいました。丹下健三に強い影響を受けた、黒川紀章、菊竹清訓、槇文彦といった建築家たちを中心に展開されたその建築運動の名称は「メタボリズム」。生物学用語で「新陳代謝」を意味します。それは、環境にすばやく適応する生き物のように次々と姿を変えながら増殖していく建築や都市のイメージでした。東京湾を横断して伸びていく海上都市、高く延びるビル群を車が走る空中回廊でつないだ都市など、その発想の壮大さには驚かされます。
メタボリズムが提唱されたのは、戦争で荒廃した日本が復興し高度経済成長期へと移行した時代です。そこには理想の都市を通じて、よりよいコミュニティをつくろうという思いもありました。この展覧会は世界で初めて、メタボリズムを総括する展覧会になります。日本が大きな転換点に直面している今だからこそ知りたい、建築や都市のヒントが詰まっています。

芝浦工業大学 菊池研究室ではこの展覧会に協力・参加しています。